カテゴリーのないNZ滞在記

ニュージーランドに2ヶ月半ほど滞在しています →帰国後振り返り中

日帰りアーサーズパス &車の必要性について

クライストチャーチにいたころ、宿の人を誘って日帰りでアーサーズパス国立公園に行きました。

国際免許証を取っていったので、運転の練習を兼ねて。(ですが、結局この一日しか使いませんでした!)

クライストチャーチからは片道2時間くらいです。

 

直前に検索したところ、空港にあるレンタカー屋しかヒットせず、わざわざ空港まで行きました。

街中にも少数ありますが、よほど事前に予約しないと(良い)車は空いてないんでしょうね…。

 

海外で運転が初めてだったので最初はドキドキでしたが、日本と同じ左通行、交通量も多くないので運転はしやすかったです。

私は日本のきっちり前向き駐車が苦手なので、そうでなくていい駐車形式も私に合っていました。日本にはほぼないラウンドアバウトも楽しかった(?)です。

 

途中に飲食店はあまりありません。そのせいかクライストチャーチからの中間地点にあるカフェが独占状態でめちゃくちゃ繁盛していました。

 

運転してると途中の写真が撮れないので、いきなり目的地付近の写真です。

写真だとわかりづらいですが、山のスケールが大きい!

国立公園の看板

日帰りなのでハイキングはせず、景色の良いポイントをいくつか巡ってドライブ。

 

奥の方には行きませんでしたが、奇岩が沢山あるキャッスルヒル保護地区。

映画の撮影地にもなったようです。

大きな奇岩が奥にごろごろあります

とりあえず、車が通れる範囲では一番標高が高いポイント(たしか)のOtira Viaduct Lookoutまで。

見晴らしポイント、岩の上です

デビルズパンチボウルという強そうな名前の滝にも行きました。滝に近づくには駐車場から徒歩20分くらい、上り下りもあるのである意味軽いハイキングでしょうか。

デビルズパンチボウル

気持ちの良いドライブ日和でした。

できたら、一泊してハイキング出来たらよかったです。

確かに、この壮大な景色の数々を体験するには車があった方が良い!と思いました。

 

それで、車の必要性についてです。

私の結論から言うと「確かにあった方が見られるものは多いが、主要な(有名な)ところならバスやツアーでも何とかなる」です。

 

基本ほとんど一人旅だったので、私の場合は車はコスパ(お金と体力の両方)が悪かったこともあり。

Hobbitonやマウントクックなどタクシーやシャトル会社を結果的に見つけられましたが、情報が全然メジャーでないので都市から外れる場所はリサーチや時間、英語での交渉力はある程度要るかもしれません。

 

渡航前。

NZに行ったことがある知り合いはあまりいませんでしたが、「NZでは車があった方がいい」と言われていました。が、私は自分の目で確認しないと最終的には信用しないタイプで…。笑 あとネット上の体験談も、車ありの人となしの人バラバラです。

とりあえずInterCityのFlexiPassを買っていたのと、ある程度長くいるので、現地で決めようと思っていました。

あわよくば車をシェアして一緒に旅する人を宿か学校で見つけたいと楽観的に考えていたのですが、都合よく同じ方向に同時期に旅行する人は見つけられませんでした^^;

(ドイツ人のおじさんに一部車に乗せてもらいましたが)

 

マタマタのAirBnBのホストに聞いたところ、「うちに来る人はレンタカーの人が6割、バスで旅行している人が4割」と言っていたので、そんなにすごい少数派ではなさそうでした。南島だとレンタカー割合もっと多いとは思いますが。

旅の後半で一部レンタカーを借りようと考えていたのですが、調べたところ、安いところがあまり見つからなかった(のは安い会社を知らないから?)のと、一部だけ借りてもあまり効率的ではなさそうだったのでやめました。

特に初めての旅行で割と有名どころを巡ったので車無しでも何とかなりました。

 

「NZは車がないと時間を無駄にする」とありがたいお説教?をくれる人もいましたが、

確かにそうかもしれませんが、何を無駄とするかでしょうか…。

NZは移動距離が長いので、数百キロ一人で運転すると私は疲れ果ててしまうので、休息を入れないといけないことなどを考えると、私の場合その時間や、疲れるのも無駄です。

特に私は中年なので「なるべく疲れ果てたり消耗するのを最小限に抑える」をモットーにしていました。笑

という意味ではInterCityバス移動は運転は運転手に任せて、景色を楽しめたのでよかったです。

 

あと大都市間はバス網があるので、中間の小さい町で借りられたら良いなとうっすら思っていましたが、来るまで知らなかったのが、「レンタカー屋は小さい町にはほとんど無い」「あっても空港付近にしかないことが多い」です…。そういう町は、空港へのバスも無いことが多いです。

基本、飛行機で来てそのまま空港から借りる人用にできています。

 

初めてのNZへの旅だったので、その辺の知識が足りていませんでしたが、今回で色々わかったので、次回来ることがあれば、もう少しうまく計画してレンタカーで回ってみたいです。

ですが今回は、一番見たかったものはほぼ全部見られたのでよかったです。

 

 

 

滞在の食事 外食編

滞在中はほぼ自炊していましたが、外食するときは半分以上アジア料理でした。

NZ風の食事はもう他の記事に載せてしまっているので、それ以外を載せるとアジア料理食べ歩き記みたいになってしまうのですが…。

アジア系移民が多いのでアジア料理店の多さは助かりました。

 

オークランド初日のチーズトーストにガッカリしたので方向転換してマレーシア料理店に行きました。ミーゴレンはスーパーのインスタント麺コーナーでも必ずありました。甘めで食べやすいからでしょうか。

マレーシア料理店でミーゴレン

 

NZ料理でいうとパイ。具はミンチがメジャーですが、クリームチキンなどもあります。

リッチなので量が半分か1/4くらいでいいかなと思いました。

 

クリームチキンパイ、クリームソースが濃厚

カフェのケーキやサンドイッチの品揃え

珍しかったのはNZの果物、フィジョア

ちょうど季節だったのか、キャンプ場のキッチンなどに、ご自由にどうぞと置いてあるのを何度か見ました。味は甘酸っぱく、食感は洋梨のような感じで中心はパッションフルーツのようなゼリー状です。

ホストの家の庭で採れたフィジョア

フィジョアと桃、カルダモンのソルベと、塩ココナッツアイス

 

滞在の終盤になってくると胃の調子が悪くなってしまい、西洋風の調理法が胃が受け付けなくなってしまう時もありました。

欧州に住んでいた時もそうだったのですが、乳製品を継続的に沢山取る生活が私の胃には合わないみたいです。NZはヨーグルト、チーズなど美味しいんですが…。

 

そんな時に私が選ぶのはベトナム料理です。中華より脂っぽくないメニューが多い。

Vermicelli saladとメニューに書いていることが多いですが、ブン(米麺)がレタスなどのサラダに乗っていて、肉などがトッピングしてあるものがお気に入りです。ドレッシングも油が入っていなくさっぱりです。

ベジタリアンメニューが必ずあるので、肉が重いと思うときはそれも選べるのがいいです。胃の調子が悪いと言いつつ豆腐が揚げてありますが…。この写真のは豆腐と春巻が載っています。

 

Vermicelli salad

日本食が恋しいと思ったことは無いのですが、気分がなんとなく落ちた時は日本食

ネルソンでは自分で一貫ずつ取る形式の寿司屋に二度行きました。

もちろん米の炊き具合とか細かい部分を日本と比べてしまうとアレなんですが、サーモンは、NZで採れるせいもあり脂がのって凄く美味しい!

寿司はどこでも人気

他はマヨがかかった唐揚げの寿司とか現地化しているものが多かったです。あまり思いつかなかった組み合わせで、いなり寿司にめかぶのような海藻が載っているのがあり、合っていました。日本でもやってみたいと思いました。

 

サーモンといえば、トワイゼルの近くのサーモン養殖もしているショップでベーグルサンドを買いましたが、サーモンが美味しいのは感じましたが、ベーグルがあまり美味しくなかったです笑 トーストする?と聞かれていたのに後から気づきました(また英語聞き取り問題)。トーストすれば良かったです。

サーモンのベーグルサンド

NZといえば、コーヒー文化。

何度調べても作り方の違いが覚えられないのですが笑、フラットホワイト、何度も飲みました。ラテより私には飲みやすかったです。

何度も飲んだフラットホワイト

でも不思議だったのが、学校やAirBnBで泊まったところなど個人宅レベルではインスタントコーヒーが置いてあるところが多く、カフェのレベルの高さに比べ家庭ではインスタントという落差が面白かったです。

ドリップコーヒーもあるんでしょうが、私の行った普通のカフェの数々では見なかったです。その代わり、ロングブラックといってエスプレッソをお湯で割ったものがありました。

 

外食とちょっと違いますが、旅の間中お世話になったのがリンゴ!

NZのは小ぶりで丸かじりです。

日本のリンゴは品種改良されすぎていて不自然に感じることがあるのですが、こちらは自然な酸味もあり甘すぎないので、軽食としてや、胃が悪い時の朝食などに重宝しました。

ファーマーズマーケットのリンゴ

ウェリントンで友人の友人に連れて行ってもらったティーハウスではアジアンフュージョン料理。ジャックフルーツのココナッツタコスを頼みました。

ジャックフルーツはスナックでしか食べたことなかったのですが、肉代わりにベジタリアン料理に使われると初めて知りました。軽めの食感でスパイスのバランスもよく美味しかったです。

ジャックフルーツのココナッツタコス


食べ逃したものといえば、ガイドブックなどに載っているパブロバ(メレンゲのケーキ)が食べたかったのですが、カフェなどには無く。

旅の終盤のAirBnBホストに聞いたところ「クリスマスなどの特別な時にしか食べない。でもスーパーでメレンゲ生地が売ってるから買ってきたら作ってあげる」と言われたのですが…その日はスーパーに売ってなく…。時間もなく泣く泣く諦めました。

 

胃の調子が悪くなることを想定してなかったので、今思うと、調子がよかったクライストチャーチにいる時にもう少しNZっぽい食事を試してみればよかったです。

 

余談ですが帰国後健康診断に行ったら、ものすごい低血圧になっていて採血の時に血が出てこず看護師さんに腕を絞られました…汗

NZでの栄養状態がどう影響したのかわかりませんが、もう少し血を作る食事を心がけます…。

 

 

北島滞在記⑤ ロトルア

今更、滞在初期の北島滞在記の続きです。(3月上旬)

 

Hobbitonの後は火山、温泉地帯で有名なロトルアへ。

硫黄臭が日本の温泉地帯をほうふつとさせます。

 

この頃、ちょうどNZ渡航1週間を過ぎたころで、ものすごく疲れていました…。

初めての国で移動、Hobbitonでのバタバタや慣れないことに加え、NZ人に合わせようとして過剰にフレンドリーになろうとしていた無理が来ました笑。もともとネクラなのですが、別の人物になろうとしてはいけません。

なので、高いお金(日本比)を出して温泉に行く予定は当初なかったのですが、ここは温泉につかりたい~!と、ポリネシアンスパに行きました。

 

ポリネシアンスパの日本風?岩風呂

NZに来てまで日本風の風呂に入らなくてもいいと思っていましたが、Bookmeというサイトで割引があったので、プール式ではなく岩風呂の方にしました。水着着用、混浴です。

湖が見えてとても気持ちがいい!

午前中だったので空いててゆっくりでき、疲れも取れました。シャワー生活は体の汚れは取れても疲れは取れないですからね。

 

ロトルア湖の遊歩道

火山大国なので温泉が湧いていますが、日本と違ってお風呂文化はなく、家ではシャワーの人が多いです(バスタブのある家にも何度か泊まりましたが、バスタブを使っている形跡がない…)。

温泉も、高級(日本比)なスパか、自然の中に湧いているのをご自由にどうぞ形式の二択です。車がなかったので後者の方には行けませんでした。

 

びっくりしたのは街中の大きい公園(クイラウパーク)にけっこうな勢いで温泉が湧いています。おおらかです。

街中のクイラウパークに100度の温泉

たぶん吸い込んではいけなそうな硫黄臭の湯気が風で大量に流れてきてせき込みました。

 

無料で入れる足湯もあります。

地元の人も利用している足湯

ニュージーランドの温泉にはアメーバがいて、鼻などから入ると髄膜炎に感染する可能性があり、かかると結構な確率で死ぬそうで、頭を温泉につけてはいけませんとの看板があります。怖い!

(スパは大丈夫です)

 

アメーバ注意の看板

このアメーバ、調べたら日本にも一定の確率でいるようなんですが、感染の話は聞いたことないですよね?

 

住宅地にも普通に100度の温泉が湧いています

 

ワイオタプサーマルワンダーランドに行こうと思っていたのですが、

前は毎日オープンだったのですが、コロナ後からなのか、木~日曜日しかやっていないことに気づきました。滞在の日程と合わず残念…。

 

代わりに、行くか迷っていたTe Puiaに行きましたが、ツアーガイドの人の英語が全然聞き取れなくて…。まだNZ英語に慣れていない頃&マオリの人の訛りもあるんでしょうか。理解度を考えると私には行くのは早かったですが、自由見学ができずツアーしかないので仕方ないです。

 

これも間欠泉と呼ぶのかわかりませんが、湯気が噴射しています

マオリ工芸のワークショップを見学

かなり立派な施設なのに写真2枚とは省略しすぎですが笑

気になる方は観光案内をご覧下さい。

一応キウイ(鳥)も見れました!夜行性なので暗室でしたが。まるっとしてて可愛かったです。

 

火山&温泉系ばかりですが、その他はレッドウッズの森を散策しました。

ベビーカーもOKなコースから、初心者から上級まで様々なハイキングコースがあります。

レッドウッズを散策

すごいスケールの木が立ち並んでいます。

某人気漫画の巨大樹の森(わかる人はわかって下さい)のモデルってここなんじゃないだろうかと思ってしまいました。

 

ロトルア空港からクライストチャーチに飛んだわけですが、空港が小さい!

ちっちゃいロトルア空港

ゲートが1つしかありません。ゲート1~4と書いてありますがドアが1つしかないので実質1つです。

荷物セキュリティチェックもなく、モダンな建物ではありますが安心安全な田舎の空港という感じです。

オークランドの混んだ空港から行くより、空いていてよかったです。

 

 

 

 

 

英語学習について その後

帰国してから英語学習について振り返り+今後について考えています。

 

英語コースでもらったプリント(任意の宿題)でまだやってなかったものを、ぼちぼちやっています。

 

私の苦手分野であるリスニングについて。

渡航前も家でポッドキャストの英語ニュースを聞いていましたが、帰ってきて同じ場所で聞くと、前より明瞭に聞こえるようになっていました!

特にニュージーランド英語は耳慣れなかったものが、(前よりは)はっきりわかるようになりました。

 

でも、英語コースで毎日聞かされていた、早口のアナウンサーのニュースはたぶんまだ聞き取れません。たぶん、というのはどの番組なのかわからなくなったからです笑

NZでリスニング練習に見ていたTVネットニュースは、帰国したら地域の規制のせいか、見れなくなってしまい残念。

 

ニュースはアナウンサーが話すのでまだ明快なのですが、普通の人が話す英語の理解は、帰国直前でもまだまだ厳しいものがありました。人によるのですが。

その時点では、あー、、けっこう慣れてきたけど、あと3か月くらいいたらもうちょっとわかるようになりそう!と思いました。

 

英語コースはやはり4週間程度では足りなかったですね…。

最終日の前日に、先生がWhenと言ったのがWinと聞こえて(NZ訛りあるある)何度も聞き返してしまい、4週間やったのにまだこの先生の訛りに慣れないのかと自分に笑ってしまいました。

先生と面談したのですが、あなたは実は他の学生よりよくやっている。でも、ためらいを減らすこと。など言われ、英語学習云々より自己疑念を持ちやすい気質の問題な気もします。

 

英語コース終わってからもライティングの課題、送ってもいいよ!と先生に言われていましたが、今更送ってもいいだろうか…というためらいがダメなんですね笑

 

スピーキングは、やはり日本語環境に戻ると数日で衰える感じがして、泣。

ランゲージエクスチェンジのパートナーを探すことにしました。

 

スピーキングについては、こちらの文化を全くわかろうとしないドイツ人のおじさんに、色々考えて説明した頃が1番英語力が上がっていた気がします笑

やはりこれは絶対伝えたい、伝えなくては、ということがある方が強い。

英語で怒るのは難易度が高いです。

いや、怒ろうと思ったのに結局優しくなってしまいました。なので英語とは別にアサーションを学びたいです。

 

先生は前向きなフィードバックをくれて、

この英語コースに通う前は、出来ないところを改善したい、という気持ちに駆られていたのですが、自分のあら捜しをして悪いところばかりをどうにかしようとするより、出来る部分を伸ばしたり、自信をつけた方がいいような気もしてきました。

 

こうなってくると、ますます語学自体よりメンタリティの問題かもしれないです。

 

英語学校で校長先生に「この学校はゴールではなく、生涯続く英語学習の始まりです。」というようなことを言われましたが、全くその通りです。

日本で自分で勉強し続ける方が、NZで学校に通うよりモチベーションを保つのが難しいですが、何とか続けたい…と模索しています。

 

ホークスベイで再度ワイナリー巡り

あんなに印象的な滞在だったのに、急速に記憶が無くなっていきヤバいです。

なんとか思い出しながら書いていきます。

 

ネイピアの続き。

マルボローの自転車ワインツアーがあまりに良かったので、NZの第二のワイン生産地のここホークスベイ地方でも、自転車でワイナリー巡りをしたいと思いました。

結果、かなり違う体験でした。

まず、マルボローでは出発点であるワイン生産地まで車で連れていってくれたのですが、ここではそれがなく、基本的に自転車を借りてネイピアから自力で行きます。

ゆるく行きたかったのとワイン飲んだ後に何十kmも走りたくないので、行けるワイナリーがネイピア近くに限られます。お隣の地域の方がワイナリーが多いです。

 

もう一つ。情報を細かく事前にチェックしてなかったのですが、2月のサイクロンでこのあたりは壊滅的な被害を受けた地域で、大手などは回復したところもあるものの、まだ復旧していないワイナリーが沢山ありました。

通行止めになっている道や橋もあります。

なので、ネイピア付近で行けるワイナリーは3つくらいしかないのですが、サイクリング中心と考え行くことに。

 

AhuririにあるThe Urban Wineryというところにまず行きました。

クールな感じの内装で、ワインをサーブしてくれるお兄ちゃんもなんかポッシュな感じ…。ここはオークランドですか?

 

クラフトビール店みたいな雰囲気

樽感が少なく飲みやすいシャルドネ

マルボローのテイスティングでのフレンドリーなお姉さんと違ってなんか緊張します。

南島の方がいい意味で人が田舎っぽさがありました。

何もかもマルボローと比較してしまう。

ぶどうの種類も違って、こちらはシャルドネ2種、シラー、ロゼです。

気に入ったシャルドネは後にオークランドで見つけて買いました。

 

ここは開くのが遅かったので、気づくと自転車返却まであと2時間。

そして、自転車屋のおじさんの説明の大きな橋の渡り方がよくわからず、いきなり迷います笑

時間ロス。

 

迷って湿地帯の橋を無駄に3回くらいグルグル

あまり時間がなくなってしまったので、あとはテイスティングはせず見学だけにしました。

有名なミッションエステートへ。

 

この地方で老舗のワイナリーです

優雅な時を過ごしている人達が沢山いましたが、ぐるっと見学して終わり。

丘の途中に自転車を置いていったので、帰りそこまで歩いていたら、後ろから来た車の人が窓を開けて「下まで乗ってくー?!」

ホントにNZ人の親切さには毎回びっくりします。

 

帰りだけは自転車屋さんが車で迎えに来てくれました。

 

ネイピアを出てオークランドに向かったバスの車窓から見えたサイクロン被害の風景が、

これは酷い…。と胸が痛くなりました。

ワイナリーが閉まっている理由がよくわかりました。

ぶどう畑のなれの果てと思われるもの

崩れた家

3か月経ってこの状況なら、直後はもっと酷かったでしょう。

クレーン車が倒れた木の除去など復旧作業に忙しくしていました。

 

ちょうど崩れた橋の横に新しい橋が開通した次の日で、ニュースに取り上げられていました。

インタビューでぶどう農家の人が、植物が元に戻るまで何年もかかる。と涙を堪えて語っていました。

 

そんな状況を詳しく知らずに呑気にサイクリングしてしまったな…とちょっと頭を掠めましたが。

1日も早い復旧を願うばかりです。

 

 

 

 

アールデコの町ネイピア

時系列が入れ替わりますが、ウェリントンの次に向かったのが北島の北東部のネイピアです。

1931年の大地震により町は壊滅的な被害を受けましたが、復興の際に当時流行していたアールデコ様式の建築物が数多く建てられ、今でもそれが残っています。

 

町に着いて宿まで歩いた時、その統一された町並みに感動しました。

可愛い!というのは安易な感想ですが、魅了されました。現代に出来たであろう店のサインのフォントに至るまで、ちゃんと一貫しているのがすごい。

 

パステル調の色味が多い

 


町並みでいうと、ニュージーランドで訪れた中で一番好きでした。

NZは路上が駐車場になっているのが便利ですが、欠点は写真に車が沢山写り込んでしまい1930年代の歴史感が薄れることですかね…。

町の中心の通りはヤシの木が並んでおりリゾート感があります。

 

博物館に、大地震の当時の記録の展示があります。

また2月にアールデコフェスティバルという、人々がアールデコ時代の服装をしてクラシックカーに乗ったりするお祭りがあるらしく、面白そう。行ってみたいです。

 

海も町からすぐ近く、長い遊歩道があります。東海岸は遊泳禁止みたいですが。

日暮れ時の空がきれいな東海岸

 

ブラフヒルという丘に登って湾が眺められるところが、とても気持ちが良かったです。

ブラフヒル・ルックアウトからの眺め

 

あまりアジア人観光客がいませんでしたが、最初の宿で話した人が家族でマレーシアから来ていて二か月旅をしていると言っていました。

 

中心部から少し離れたAhuririという港のエリアが、地元の人が休日を過ごすところのようでした。

最終日は少し贅沢しようと、アールデコ様式のホテルに泊まり、Ahuririに行って少し奮発ランチ。

なぜかレモンが絞った状態で置いてありました

タラとホタテのSauce vierge(オリーブとトマトのソース)にしました。白ワインと合って美味しかったです。

港が見える屋外のオープンスペースで休日感満載。

 

ネイピア周辺の地域については次回に書きます。

 

 

 

 

 

No worries

今週帰国しました。

しっかり3時間分だけ時差ボケしていて、朝は早起き、ランチを10時半くらいに食べたくなります笑

朝のまどろみの時間に、ニュージーランド雄大な風景が記憶によみがえり、その余韻に浸るのが幸せな時間です。

 

短期だったので、日本でそこまで大きな逆カルチャーショックはないのですが、滞在前と比べて自分が多少変わったり、日本が違って見えることがあります。

リラックスした文化に触れて、肩の力が抜けたかなと思います。

 

お礼を言ったり、質問した時にニュージーランド人はよくNo worries!と返してくるのですが、

こういうお決まりのフレーズなのでしょうが、心配性をやめたい自分には魔法の言葉だったかもしれません。

帰ってきたら、日本はその逆で、やたら心配や注意が多いように見えてしまいました。

 

私は元々知らない人とは必要なこと以外あまり話さないのですが、

意外にもニュージーランド人のスモールトーク文化に影響されて、旅の終わりの方にはそれが楽しめるようになりました。

最終日も、空港の土産物屋の店員が寿司の話を振ってきたことから、シーフードの話などをしました。

どうでもいい話題なのですが、楽しいです。

そのせいで、日本の空港の店員や職員が用件だけで何も他に言わないのに、「何か足りない…」と思ってしまいました笑

 

オークランド空港の朝焼け

旅行なので表面的な部分しか見ていないこともあるかもしれませんが、

ニュージーランド人が皆本当に親切だったので、私も人に親切にしたいと思うようになりました。

 

旅の間は、自分から動かないと何も前に進まないので、日本だと遠慮して聞かないようなお願い事も、図々しいかもしれないと思ってもとりあえず聞いてみていました。

断られたらそれはそれで、どうするかは相手の問題です。

向こうで出会った人が、カラっとしているので聞きやすいというのもありますが。

積極性というほどでもないですが、そのような姿勢を心がけました。

 

きっとまた日本生活に適応していくのでしょうが、ポジティブな影響は、できるだけキープしたいなと思います。

 

あと一日2万歩くらい歩いたり、サイクリングしたりしたので、少し体力がついた感じがします。

この辺りもキープしたいですね。

 

秋から、花も咲きそろった暖かい季節の日本に帰ってくるのは何か得した気分がします。

 

滞在は終わりましたが、思い出しながら、まだ書いていないエピソードを書いていこうと思います。