ホークスベイで再度ワイナリー巡り
あんなに印象的な滞在だったのに、急速に記憶が無くなっていきヤバいです。
なんとか思い出しながら書いていきます。
ネイピアの続き。
マルボローの自転車ワインツアーがあまりに良かったので、NZの第二のワイン生産地のここホークスベイ地方でも、自転車でワイナリー巡りをしたいと思いました。
結果、かなり違う体験でした。
まず、マルボローでは出発点であるワイン生産地まで車で連れていってくれたのですが、ここではそれがなく、基本的に自転車を借りてネイピアから自力で行きます。
ゆるく行きたかったのとワイン飲んだ後に何十kmも走りたくないので、行けるワイナリーがネイピア近くに限られます。お隣の地域の方がワイナリーが多いです。
もう一つ。情報を細かく事前にチェックしてなかったのですが、2月のサイクロンでこのあたりは壊滅的な被害を受けた地域で、大手などは回復したところもあるものの、まだ復旧していないワイナリーが沢山ありました。
通行止めになっている道や橋もあります。
なので、ネイピア付近で行けるワイナリーは3つくらいしかないのですが、サイクリング中心と考え行くことに。
AhuririにあるThe Urban Wineryというところにまず行きました。
クールな感じの内装で、ワインをサーブしてくれるお兄ちゃんもなんかポッシュな感じ…。ここはオークランドですか?
マルボローのテイスティングでのフレンドリーなお姉さんと違ってなんか緊張します。
南島の方がいい意味で人が田舎っぽさがありました。
何もかもマルボローと比較してしまう。
ぶどうの種類も違って、こちらはシャルドネ2種、シラー、ロゼです。
気に入ったシャルドネは後にオークランドで見つけて買いました。
ここは開くのが遅かったので、気づくと自転車返却まであと2時間。
そして、自転車屋のおじさんの説明の大きな橋の渡り方がよくわからず、いきなり迷います笑
時間ロス。
あまり時間がなくなってしまったので、あとはテイスティングはせず見学だけにしました。
有名なミッションエステートへ。
優雅な時を過ごしている人達が沢山いましたが、ぐるっと見学して終わり。
丘の途中に自転車を置いていったので、帰りそこまで歩いていたら、後ろから来た車の人が窓を開けて「下まで乗ってくー?!」
ホントにNZ人の親切さには毎回びっくりします。
帰りだけは自転車屋さんが車で迎えに来てくれました。
ネイピアを出てオークランドに向かったバスの車窓から見えたサイクロン被害の風景が、
これは酷い…。と胸が痛くなりました。
ワイナリーが閉まっている理由がよくわかりました。
3か月経ってこの状況なら、直後はもっと酷かったでしょう。
クレーン車が倒れた木の除去など復旧作業に忙しくしていました。
ちょうど崩れた橋の横に新しい橋が開通した次の日で、ニュースに取り上げられていました。
インタビューでぶどう農家の人が、植物が元に戻るまで何年もかかる。と涙を堪えて語っていました。
そんな状況を詳しく知らずに呑気にサイクリングしてしまったな…とちょっと頭を掠めましたが。
1日も早い復旧を願うばかりです。